吊り物は超危険です【本当は怖い舞台裏シリーズ】



あったような無かったような梅雨も明けまして、いよいよ夏本番といった感が満載のこの頃です。
夏といえば皆さん、何を思い浮かべますか?
「せーの」でいいましょう。

せーの

「イベント〜」

そうですよね!
イベントですよね!

僕の主戦場はステージですので、今回はイベントで使う“ステージ”についてのお話です。

ステージには危険がいっぱいです

声を大にして言いたいことは、「ステージには危険な場所がいっぱい」です。
実はそのすべてが危険物と言っても過言ではないほどの場所なんです。

大きな舞台に舞い上がってフラフラと色んな所に入っていってませんか?
色んな物に触っていませんか?

それ…

大変なことになりますよ!!!

頭上に思いを馳せよ

さあ、今回から始まりました【本当は怖い舞台裏シリーズ】ですが、記念すべき第一回目は“吊り物”についてです。

広くて開放感のあるステージですが、実は数え切れないほどのカラクリが仕掛けられています。
みなさんの頭上には照明や幕などが吊られており、必要に応じて高さを調整し使用されます。

ではこの吊り物たち。
何で吊られているかというと…直径1cmに満たないワイヤーです。

ここで通常の感覚を持った方は恐怖を感じるかと思いますが、さらに追い打ちをかけると、この吊り物たちは24時間365日“吊られています”。笑
どうですか?
怖いでしょう。

落下して直撃すれば間違いなく死亡事故になるようなものが、文字通りず〜〜〜〜っと吊られているわけです。
もちろん点検もありますが、当然事故の報告もあります。(興味があればググってネ)

こんな物の下で催しをするってことを忘れないでください。




吊り物の仕組み

さて、この吊り物たちですが、ワイヤーで吊られていて「モーターか何かで動いてるのかな?」と思っている方も多いと思います。
半分は正解なんですが、袖幕や美術バトンなどは“手引き”と言って、人間が手動で動かすんです!!!

しかもロープで…

ホールには必ず“綱元”と呼ばれる金網フェンスで囲まれた、一般人立入禁止の場所があります。
多くの場合は舞台袖にありますが、ここをよく見ると天井まで続いたロープが垂れ下がっており、ロープの先には何やら重石の様な物が。

これは何かと言うと、“シズ”と呼ばれる重石なんですが、つまるところ、舞台上に吊られている物と同じ重量の重石をロープにつけてあげれば釣合いが取れて、人間のパワーでも上げ下げが可能になるというわけです!

もしも重石の重量を間違ったら…
昇降中にロープの手を離してしまったら…

考えるだけでもゾッとしますね。

だからこそ舞台のプロしか触れないように金網で囲まれて、鍵もかかるようになっているのです。
ま、某市ではこれを素人でも触れるようにするらしいですよ。(abn…

誰かが怪我したり亡くなったりしなければわからないんでしょうね〜。
公務員オワタ。