多様性?共存?いやいやもっと深く【えんとこの歌に触れて】



ドキュメンタリー映画「えんとこの歌」

先日、仕事ながら素晴らしい映画の試写会に立ち会うことができたので紹介させていただきます。

映画のタイトルは「えんとこの歌」。


遠藤滋さんという生まれながらにして脳性麻痺を持った方と、その介助をする若者たちを撮影したドキュメンタリー映画です。
“えんとこ”とは「遠藤滋のいるとこ・縁のあるとこ」という意味を込めた、世田谷にある遠藤さんの自宅のことです。

“介助”というと障害者が一方的に受けるサービスの様なイメージですが、この映画では若者たちが介助を通して多くのことを学び、また助けられたり勇気づけられたりしていく様子がわかります。

まさに“生かし合う”という表現がぴったりな「えんとこ」。
障害者について、あまりにも冷酷かつ非道な事件が多いこの時代において、多くの気付きをもたらしてくれる映画です。


映画「やさしくなあに」

監督の伊勢真一さんは、「えんとこの歌」の他にも「やさしくなあに」という、自身の姪っ子を35年間に渡り撮影した、いわば家族のアルバムのような作品もあります。

この「やさしくなあに」は、癲癇と知的障害を持つ監督の姪っ子「奈緒ちゃん」と、その家族が主人公です。
奈緒ちゃんを取り巻く様々な出来事や、家族の葛藤、奈緒ちゃん自身の成長などが描かれています。

終わりに・・・

どちらの作品も涙なしには見られない…という作品ではなく、自然体で、障害者を特別扱いしない姿勢で制作されており、誰でもわかりやすく見ることができます。

大きな映画館での上映はありませんが、大阪ではシアターセブンなど小劇場でご覧頂くことができます。

是非ご覧ください。